【実務で役立つ】電気工事士のシーケンス制御の学び方

今回は電験関連の勉強法ではなく、僕が電気工事士として初めてシーケンス制御の勉強に本気で取り組んだ方法を話していきたいと思います。

シーケンス制御の勉強を思い立った方の中には

  • シーケンス制御の勉強方法が分からない
  • どうやって勉強すればいいのだろう?
  • 簡単な制御盤を組むことになったけど全く分からない

このような悩みや疑問を持った方がいると思います。

今回はこれに答えていきます。

目次

現役電気工事士のシーケンス制御の勉強法

いきなりですが、僕のシーケンス制御の勉強方法としては

STEP
シーケンス制御の本を購入

本を購入して熟読し、基礎を覚える

STEP
材料を購入してシーケンス回路を組んでみる

リレー、タイマー、マグネット、押しボタン、パイロットランプ、配線を購入し、BOXに組み込む

STEP
本を読みながら実践する

購入した本を読みつつ、実際に配線・結線しながらシーケンス制御を覚える

この流れで勉強しました。

この勉強方法で一日2時間くらい勉強して約一週間で簡単な回路であれば組めるようになりました。

10年以上前の話になりますが、今でももちろん通用する勉強法です。

具体的なシーケンス制御の勉強法

基本的には上記の流れで勉強したのですが、具体的な勉強方法を紹介します。

シーケンス制御の勉強に使った本

まず、僕が購入したシーケンス制御の本は「図解 シーケンス図を学ぶ人のために」という本で、この本はかなり分かりやすくシーケンス制御について書かれています。

購入したのはもう10年以上前になりますが今でもたまに復習のために読んでいます。

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シーケンス制御の勉強に使った機器類

シーケンス制御
自作シーケンス制御盤
シーケンス制御
自作シーケンス制御盤(中身)
シーケンス制御
自作シーケンス制御盤(中身)
シーケンス制御
自作シーケンス制御盤(中身)

こんな感じでウォールボックスに各機器を組み込みました。(配線が汚いのはご勘弁くださいw)

見にくいですが電源は白いケーブルにプラグを取り付けてこれをコンセントに差して100Vを供給します。

材料代としてはもう10年以上前に購入したのではっきり覚えてないですが全部で2万円もしなかったと思います。

上の二つを使った勉強方法

まずは書籍を読んでインプットし、次にその知識を使って実際に配線していきます。それを何度も繰り返し、配線が終わるとプラグをコンセントに差し込んでテストするといった流れです。

この勉強法が一番自分には合っており、よく分からなかったシーケンス制御が理解できるようになりました。

インプットしてからすぐにアウトプットすることにより脳への記憶の定着も早くなります。やっぱりこういう仕事の勉強は知識を得たらすぐに手を動かして体で覚えるのが一番です。

シーケンス制御を学ぼうと思ったきっかけ

きっかけとしては僕の頭の悪さが原因なんですが、仕事で工場内の簡単なシーケンス回路を組むことになり、当時の親方に教えてもらったのですが全く意味が分からなかったんです。

親方に怒られながら「これじゃダメだ」と思い、勉強することにしました。

そしてその現場が終わってから2ヶ月後くらいにもう一度同じような内容の仕事でシーケンス回路を組む機会があったのですがそのときは自分一人の力で回路を組むことができ、親方に怒られずにすみましたw

僕がいた会社は建物の電気工事が専門だったのでそこまで難しいシーケンス制御の工事はやりませんでしたが、それからも簡単な回路の工事経験を積んである程度は理解できるようになりました。

あの時に勉強しておいて本当に良かったと思っています。

実務で実際に組んだシーケンス回路

今でもたまにシーケンス制御の回路を組みますが実際に組む内容としては本当に簡単なもので、工場内で使われる動力機器の押しボタンでON・OFFするだけの自己保持回路がメインです。

それにプラスで、ONしてるときはパトライトが回るといった内容の工事もあります。

本格的な制御盤屋さんからしたらなんてことのない仕事だと思いますが当時の僕には本当に難しかったんですよね。

電験三種では滅多に出題されない

一応このブログのメインは電験三種なので電験三種にも出題されるのかということにも触れておきます。

ここで僕が言っているシーケンス制御はアナログのシーケンス制御なのですが、確か僕の記憶ではアナログのシーケンス制御に関する問題は機械の科目で、過去問を解いているときに一度だけ目にしました。

それ以外見たことはありません。(もし他にも出題されていた場合はごめんなさい)

なので、電験三種対策としてはアナログのシーケンス制御に関する問題は特に勉強する必要は無いと思います。

ですが、電験三種を取得し、電気の保安担当などを目指す場合は実務で絶対にシーケンス図を見る機会が来るので最低限、図面を見て意味が分かるようにはなっておきましょう。

まとめ:シーケンス制御は覚えておいて損はない

ここまでのことをまとめると

  • シーケンス制御は書籍と簡易な回路で実際に自分で配線して勉強する
  • インプットしたらすぐにアウトプットする
  • 実際に自分で手を動かすのが一番の近道

こんな感じになります。

正直、材料代は安くはないですが、自分の知識を増やすための投資と思えば高くはないと思います。

僕はこのシーケンス制御の知識を使って仕事を受注することができ、今まで30万円以上の売り上げは上げているので、長い目で見ると2万円は余裕で回収できます。

仕事の幅も広がるし勉強しておいて絶対に損は無いです。

今まで勉強してみたけどいまいち理解できないという方はぜひこの勉強方法で勉強してみてください。

僕でも理解できたんで皆さんも理解できるはずです。

今回は以上になります。ここまでありがとうございました。

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