電験三種取得後はエネルギー管理士を目指そう【前半:試験の概要】

皆さんこんにちは。

この記事では電験三種合格後は「エネルギー管理士を目指そう!」ってことで話をしていきたいと思います。

思っていたより記事が長めになりそうなので、前半と後半に分けて話していきますね。

電験三種取得後の皆さんはこういった疑問があると思います。

  • 電験三種は取得できたけど今後は何を目指そうかな?
  • もっと電気の勉強がしたいけど何かないかな?
  • 電験二種は二次試験もあってかなり難しいみたいだしその前にもう少し簡単な資格はないの?
  • エネルギー管理士ってどんな資格?

今回の記事ではこのような疑問に答えていきます。

この記事の後半の記事はこちら

 

この記事を書いた人

電気工事歴18年の電気工事士。分数の足し算も出来ない状況で4年かけて電験三種に合格し、その翌年にエネルギー管理士(電気分野)を一発合格。さらにその翌年、電験二種一次試験合格、二次試験不合格⇦現在ここ。今年の二次試験に向けて猛烈勉強中。

目次

電験三種取得後はエネルギー管理士が一番楽!

エネルギー管理士

まず結論から言ってしまうと、電験三種取得後はエネルギー管理士を目指すのがいいです。

電験三種の勉強でついた知識を最大限に使えるのでエネルギー管理士を目指すのは非常に効率がいいんです!

新しく覚えることもそんなに多くないのでぜひ皆さん挑戦してみてください。

※この記事の中でいう、エネルギー管理士とは電気分野と熱分野がある中で、電気分野のことを指します。

エネルギー管理士とは

エネルギー管理士

エネルギー管理士についてお話しします。

まず初めにものすごく簡単に説明すると

「工場などで省エネのために電気代やガス代などを節約するために監視や指揮をする人」

です。

端折りすぎですがだいたいこんな感じです。笑

さらにエネルギー管理士の受験では「電気分野」と「熱分野」に別れています。

受験時はこのように別れているのですがどちらの分野で免状を取得しても取得後は一つのエネルギー管理士として扱われます。

ですから得意なほうで受験すれば問題ないですし、電験三種取得者は断然電気分野での受験がお勧めです。

エネルギー管理士概要

詳しく説明すると工場のなかでも年間で原油換算量3000キロリットル以上のエネルギーを使用し、「省エネルギー法」で指定された工場のことを「第1種エネルギー管理指定工場」というのですが、この「第1種エネルギー管理指定工場」のうち、「コークス製造業」「電気供給業」「ガス供給業」「熱供給業」「製造業」「鉱業」にその規模によって1〜4名選定することを義務付けられているのがエネルギー管理です。

 

また、年間で原油換算量1500キロリットル以上のエネルギーを使用する工場を「第2種エネルギー管理指定工場」というのですがここでもエネルギー管理を選定しなければなりません。

このエネルギー管理になれるのはエネルギー管理の免状の交付を受けている方です。

ですからここでもエネルギー管理の免状交付を受けている方でないといけません。

ややこしいのですが、エネルギー管理とエネルギー管理の違いに気をつけてくださいね。

さらに詳しくはECCJ 省エネルギーセンターのホームページを確認してください。

資格の取得方法

これは2つあります。

試験を受験して取得するパターンと認定研修を受講するパターン

です。

試験の受験資格

試験を受験する場合は誰でも受験することができます。

ただし、合格したとしても免状の交付には1年以上の実務経験が必要です。

この実務経験とは電気分野においては

「発電設備、送電設備、受電設備、変電設備、配電設備、電動力応用設備、電気加熱設備、空気調和設備、照明設備、電気化学設備等の運転、操作、管理、監督」

の業務のことです。

ところでこの実務経験はなんと免状交付前の実務経験でも申請可能で、僕はこの免状交付前の実務経験を申請して免状の交付を受けています。

受験費用は17000円と電験三種の試験と比べて高めです。

認定研修

省エネルギーセンターで6日間の講義と1日の修了試験からなる研修を受講する必要があります。

修了試験に合格すると免状の交付を受けられますが、研修による資格取得は試験による取得に比べ難易度が高いため、電験三種を合格している方は試験での受験がお勧めです。

しかも、実務経験が3年以上必要で、認定講習は費用が高いです。何と70000円かかります。

なのでこれだけでも試験での受験の方が良いと思われます。

科目合格制度がある

電験三種と同じで4科目あり、1科目6割以上の正解率で科目合格となり、3年以内に4科目合格できれば試験合格となります。

この辺りは電験三種と全く同じですね。

試験科目

電気分野のみ紹介します。理由は熱分野に関しては詳しくないからです。笑

  • 電気の基礎
  • 電気設備及び機器
  • 電力応用
  • エネルギー総合管理及び法規

この4科目になります。

よくよく見てみると科目の名前が電験三種の科目名を連想させないですか?

各科目は電験の科目に当てはめることができ、内容も電験三種にかなり似ています。

よく言われるのが「電験2.5種」です。電験三種と電験二種のちょうど間くらいですね。

まとめ

今回は試験の概要のみ説明しましたが、次回は詳しい試験の中身や僕自身の経験談を話していきたいと思います。

電験三種のブログですがこのブログを見てくださってる方の中にはエネルギー管理士にも興味のある方が一定数はおられるかと思うので今回紹介させていただきました。

また機会があれば電験二種についてもお話しさせてもらおうと思うのでその時はよろしくお願いします。

 

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