この記事ではエネルギー管理士の転職事情について話していきたいと思います。
今現在、エネルギー管理士を勉強中の方やエネルギー管理士を取得していて転職を考えている方はこういった疑問や不安があると思います。
- エネルギー管理士を取得して本当に転職に役に立つの?
- 難しい割に求人はそんなにないって聞くけどどうなの?
- エネルギー管理士の年収は?
今回の記事ではこのような疑問に答えていきたいと思います。
※ちなみに管理人はエネルギー管理士の資格は電気分野で取得しているので電気分野目線で話していきます。
エネルギー管理士として転職するのは可能なのか?
まず結論としてはエネルギー管理士の転職はできます。
未経験での転職も可能です。
さらに電験三種も取得していればもはや無敵です!これに関しては後述します。
それではエネルギー管理士について詳しく深掘りしていきますね。
エネルギー管理士とは
まず初めにエネルギー管理士の概要について簡単に話していきます。
要は取得すれば何ができるのかって話ですね。
エネルギー管理士とは
コークス製造業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業、鉱業、その他の製造業の第一種エネルギー管理指定工場ではエネルギーの使用量に応じてエネルギー管理者を1人〜4人選任しなければなりません。
また第二種エネルギー管理指定工場ではエネルギー管理員を選任しなければなりません。
このエネルギー管理者とエネルギー管理員は共にエネルギー管理士の免状の交付を受けているものでなければならないのです。
第一種エネルギー管理指定工場は燃料と電気の合計の年間使用量が原油換算で3000キロリットル以上の工場のことで、第二種エネルギー管理指定工場が原油換算で1500キロリットル以上の工場のことを言います。
つまり本当に簡単にいうと
電気や燃料をたくさん使う工場ではエネルギー管理士を取得している人を置いて、電気や燃料の使いすぎを監視したり、改善したりすること
です。
エネルギー管理士の転職事情
かなり簡単にですがエネルギー管理士のできることが分かったところで、転職事情について話していきます。
エネルギー管理士の求人数
上記でも説明した通り、エネルギー管理士の職場は主に工場になります。
現在、日本ではずいぶん前から省エネやエコについて言われ続けています。
大手求人サイトで検索した結果(2021年3月)、全国での求人数は未経験で202件、経験者では1000件以上の求人数があり、エネルギー管理士の需要は今後も増え続けていくことが予想されるのでエネルギー管理士は是非とも取得しておきたい資格です。
職種としては工場やビルメンテナンス会社、設備管理会社が求人を多く出しています。
エネルギー管理士の安定性
エネルギー管理士を取得していると転職に有利なのはもちろん、安定性も抜群にいいです。
よっぽどのことをしない限りは解雇やリストラなどにあうことはほぼ無いですし、一生涯働き続けることができます。
エネルギー管理士の年収
年収に関してはそれほど高くはないですが、低くもないといった感じですね。
大体どこの企業も年収350万〜450万くらいです。
さらに今勤めていてエネルギー管理士の取得を目指している方は資格手当がもらえる可能性が高いです。
企業によりますが、大体、5000円〜15000円の範囲で資格手当を出している企業が多いですね。
電験三種とセットで【無敵】
ここまででエネルギー管理士は転職に非常に有利だということが分かったと思います。
そしてさらに有利にするのが電験三種です。
セットで持っていることにより転職はおろか、安定性も抜群に上がります!本当に社会では無敵になれます。
一般的には資格の価値としては電験三種の方が高いイメージで、エネルギー管理士はそこまで有名な資格ではなく、知っている人は知っているといった感じです。
ですが、エネルギー管理士は巷では「電験2.5種」と言われており、電験三種より資格の内容は難しいんです。
それにより、電験三種よりさらに難しい資格を持っていると評価され、社会の地位は上がります。
実際、エネルギー管理士は難しいです。微分方程式やラプラス変換などの電験三種では使わない数学の知識が必要になってきます。
このことから、電験三種を取得している方は同時にエネルギー管理士の取得も検討してみてください。
内容は難しくなりますが、電験三種で勉強した知識も使えますし、被っている問題が結構あるのでいちから勉強するよりは楽に取得できるでしょう。
また逆にエネルギー管理士を取得している方は電験三種を目指してみてください。
エネルギー管理士の勉強方法はこちら↓
電験三種取得後はエネルギー管理士を目指そう【後半:実際に合格までにしたこと】
電験三種の勉強方法はこちら↓
【実体験】独学で電験三種に合格するための4つのステップ【初心者にも】
そしてエネルギー管理士を取得した方はさらに上位資格の電験二種を目指すのもいいでしょう。
電験二種はさらに難しくなりますが、その分、取得すればさらに社会の地位は上がりますし、転職にも有利になり、年収も上がります。
まとめ:エネルギー管理士で安定を手に入れよう!
ここまでをまとめると
- エネルギー管理士の転職は可能
- 求人数も多い
- 安定性がある
- 年収は高くもなく低くもなく
- 電験三種とセットで無敵
こんな感じになります。
ぜひ皆さん、エネルギー管理士を取得して転職活動に励み、安定を手に入れてください。
企業の印象がグッと上がり、ライバルと差別化できますよ!