この記事では電験三種取得後の僕の転職活動や僕が調べた電験三種の転職事情などについて話していきたいと思います。
電験三種の取得を目指している方の大半は転職が目的の方が多いんではないでしょうか?
しかし、実際に転職するにしても不安はあると思います。
そこで実際に僕の求人応募から面接までの話をしていくので転職を考えている方には参考になると思います。
この記事を書いた人
電気工事歴18年の電気工事士。分数の足し算も出来ない状況で4年かけて電験三種に合格し、その翌年にエネルギー管理士(電気分野)を一発合格。さらにその翌年、電験二種一次試験合格、二次試験不合格⇦現在ここ。今年の二次試験に向けて猛烈勉強中。
ついに念願の電験三種を取得
僕は4年かけて電験三種に合格したのですが、あの時のことは嬉しすぎていまだにはっきり覚えてますね。僕の人生の中ではTOP3にはいる出来事でしたから!
しかし、先に言っておきますと、僕は転職活動はしましたが、結局転職はしませんでした。
次からはその理由とともに、僕の転職活動の全てをお伝えしたいと思います。
なぜ転職を考えたのか
もともと僕は19歳の時からずっと電気工事士として職人をしていました。しかし、やはり職人というのは不安定な仕事で、仕事がない時は休みになりますし、休みが続きそうであれば何か仕事はないか探さなくてはなりません。
僕はどちらかといえば仕事は安定している方がいいので何か電気関係で安定した仕事はないか探していたときに電験三種のことを知りました。
難しいけどやってみる!
当時はこんな難しい試験、僕には受かるはずがないと思って特に気にもしていなかったのですが、時が経つにつれてやはり安定が欲しいと思い、ついに受験することになります。(本当はもっと受験するまでに色々な葛藤があって悩んだのですがここでは割愛します。)
そして4年かけてついに合格!これでようやく転職活動がスタートできると思いきや、仕事の忙しさのせいで転職活動は1年後になります。
本格的に転職活動を始めたのが合格した翌年の9月ぐらいです。
電験三種取得後の転職活動【企業への応募】
まず求人を探さなくてはなりません。普段からスマホで求人サイトなどはずっと見ていたのですが求人数が多くてどれがいいのかよく分からなくなっていました。笑
求人数はかなり多い
電験三種の求人数はとても多く、2021年3月時点での大手求人サイトでの電験三種の求人数は関西で450件以上、そのうち未経験者の求人は230件程度あり、全国では2500件以上、未経験者では1000件以上と求人数はかなり多いです。(中には電験に関係のない電気工事会社などもありますが大体これくらいの数があると思っておいてください。)
転職される方は未経験者の方のほうが多いと思うのですが未経験者でも十分採用してもらえる可能性はあります。しかも年齢も30代であれば特に問題はなさそうで、45才位までの方であれば未経験者でも大丈夫そうです。
中でも特に多かったのが設備管理やビルメンの仕事ですね。未経験者を積極的に採用している感じがしました。
逆に保安協会や大手保守点検会社は経験者を求めてる場合が多いです。僕の希望の職種は電気設備に特化した保守点検会社だったので未経験での求人を探すのは骨が折れましたし、あったとしても自分の求めている求人にはなかなか出会えませんでした。
そこで、電験に特化した人材紹介会社を見つけ、そこに登録することにしたんです。
太陽光発電関連の求人に応募
電験に特化した人材紹介会社は何件かあったのですが、僕は主に太陽光発電設備関連や風力発電設備関連などの環境を重視した設備の保守・点検会社をメインに扱う人材紹介会社に登録しました。理由は単純に工事でも太陽光発電設備は施工したことは何度もありましたし、少し僕のやりたいこととは、ずれますが、面白そうだと思ったことです。
それにその紹介会社が紹介してくれる企業は未経験者可の求人が多く、採用率も上がると思ったからというのも一つの理由ですね。
僕が登録した人材紹介会社はこちら→環境ビジネスキャリア
電験三種の年収
ここでみなさんが一番気になるであろう、年収について話します。
一般的な求人で見ると職種である程度変わりますが、未経験での年収はおよそ300万〜450万くらい、経験者の場合は300万〜550万くらいです。
やはり経験者の年収は高めに設定されています。年収の幅が結構広いのですが、実際いくらぐらい貰えるかは面接で聞くしかないみたいですね。
僕は独身ですし、特に年収はあまり気にせずに、仕事内容メインで応募する企業を選びました。
選んだ企業は年収が350万〜500万の企業で比較的年収は高めの会社でした。(決して年収で選んだのではなく、仕事内容で選んだ結果、年収が高かっただけですよ!)
休日について
休日についてはどこも土日祝が休みになっており、有給もちゃんといただける企業でした。今まで、休日は日曜日だけだったのでなんとなくテンションが上がりました。笑
各種保険
健康保険や年金、雇用保険に労災保険など、どの企業もしっかりありました。これも今までは雇用保険と労災保険しかなかった僕にはありがたみがありましたね。
いざ!応募!!
ここで何社か紹介していただき、その中の一つの企業に狙いを定めました。普通は3社〜5社ぐらいリストアップし、同時に求人に応募するそうなのですが、僕は一つの企業に集中したかったので応募は一社だけにしました。
まずは書類選考があり、それに通過すればオンライン面接、さらにそれも通過すれば本社での最終面接まで進めます。
履歴書と職務経歴書を書き、提出。結果は一週間ほどで出るとのことでその間はドキドキしていたことを覚えています。
書類選考突破!
そして一週間ほどして紹介会社から連絡があり、
「無事に書類選考通過しましたよ!」
と伝えられ、安堵しました。何せ、こんな本格的な面接は人生で初めてなのでずっとドキドキしっぱなしでした。
オンライン面接から本社での最終面接へ
話が長くなりそうなので少し端折りますが、その後のオンライン面接も無事に通過し、いよいよ本社での最終面接へと進みました!はっきりとした場所は言えませんが、都会です。笑
面接は13時から。遅れてはいけないし、初めて行く場所だったので迷わないように下見をするために11時には着いていました。場所を確認してから、近くの定食屋さんで昼食をとり、面接が始まる少し前までその店にいました。
そして10分前に会社の前に到着し、少し早いかなと思いつつ、そのままの勢いでインターホンを鳴らしました。
綺麗なお姉さんが出迎えてくださり、中へ入ります。この時の僕は緊張が最高潮に達していました。
そして会議室のような場所へ通され、待ちます。
3分ほど待っていると社長が現れました。挨拶を終え、面接が始まります。ここで意外だったのが社長一人だけだったことです。
他にも重役の方なども一緒に面接に立ち会うと思っており、たくさんの人に質問攻めに合うと思っていたのでここで緊張が少し和らぎました。
そしてお互いに質問を聞き終わり、面接も終了しました。1時間ほどお話しさせていただいのですが人柄がよく、話しやすい方だったのでリラックスしながら面接を受けることができました。
結果は一週間から十日ほどで出るとのことなので結果を待ちました。
面接結果は…
そして面接結果が電話で知らされました。結果は…
「採用が決まりました!」
とのことでした。
しかし僕は辞退しました。理由は長くなるのでここでは言いませんが面接が終わってからいろいろ考えた結果のことです。
これまで僕のために動いていただいた紹介会社の方には申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
簡単に理由を言うと「もっと上を目指したい」からというのが理由です。
贅沢な話なのですが、僕は独身なのでそこまで生活がかかっているわけではありません。
面接が終わってから本当にこのままでいいのかと自分に問いながら考えました。
そこで出た答えが「電験二種を取得し、もう一段上のステージで働きたい!」だったのです。
まだ電験三種の仕事をはじめてもいないくせに生意気なんですが上を目指したかったんですよ。
電験二種で見れる電気設備の範囲の方が自分が見たことのないような大きな設備や機器を触れるのでそちらの方がより自分の勉強にもなります。
自分で言うのもなんですが僕は他の人ができないようなことをできるようになるのが好きで他の人にすごいと思われるのがとっても好きなんです。
そんな僕なんでこの答えに辿り着いたわけです。
まとめ:電験三種は転職に最強な資格
転職していない僕が言うのもおかしな話なんですが、今回の転職活動を通じて思ったことは、やはり電験三種の資格は「最強」です!
電気工事の経験があるおかげで多少は他の方よりも有利だったかもしれませんが、それでも自分的には結構簡単に転職できると思いました。
ここで電験二種の資格を取得することでさらに簡単に転職できるものと思います。
もし皆さんもさらに上を目指したり、より一層転職に有利にするのであれば電験二種を取得することも考えてみてください。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
また転職活動するときは皆さんにも報告させていただきます。
僕が登録した人材紹介会社はこちら→環境ビジネスキャリア
僕が電験二種を取得する考えに至った経緯について詳しくはこちら→電験二種を目指す理由【転職するために!】