今回の記事では電験三種の法規に合格するための勉強法について書いていきます。
電験三種の受験者の皆さんには
- 法規の難易度はどれくらい?
- 法規の効率的な勉強法が知りたい
- 暗記が苦手なのでどういう勉強法をすればいいのか分からない
こういった疑問や悩みがあると思います。これらを解消するために僕の実体験を元に話していきます。
これから電験三種の法規の勉強を始める方には参考になるはずなのでぜひ最後まで見ていってください。
電験三種法規の概要

法規は他の科目と同様に、A問題とB問題に別れています。
文章問題と計算問題の比率は文章問題60%、計算問題40%くらいで、A問題が文章問題、B問題がほぼ計算問題です。
このことから「計算問題は苦手だし文章問題だけを勉強して完璧にすれば合格できる!」と思う方もいると思うのですが、それはやめたほうがいいです。
なぜなら、後で説明しますが法規を合格するには過去問が重要です。過去問を勉強しておけば合格にかなり近づけるのですが近年、法規では過去問にはない新問題がよく出題されるんですよ。
新問題なので正解するには少しハードルが上がります。ですからその新問題を間違えてしまっても大丈夫なように計算問題も勉強しておく必要があります。
計算問題が苦手な方でも、理論などに比べれば簡単ですしある程度問題もパターン化された問題が毎年出題されるのでそこまで苦労することはないはずです。
それに厳しいことを言うかもしれませんが、法規の計算問題が解けなけば残りの理論・電力・機械の計算問題は絶対に解けないし、合格することはできません。
ですから法規の計算問題は絶対に学習して解けるようにしておいてください。
電験三種の中でも法規は一番簡単
文系の僕にとってはこの法規の科目は電験三種の中でも一番簡単な科目でした。ただ暗記するだけで良かったですからね。
計算問題も理論の勉強をした後に法規の計算問題に挑戦するとかなり簡単なことが分かります。
もちろん人によっては暗記は苦手な方もいると思いますが電験三種の一番初めのとっかかりでいうと一番始めやすい科目だと思います。
実際僕はこの法規は他の科目に比べると勉強時間は短く、そこまで力を入れることなく合格できました。”自他共に認める頭の悪さを誇る”こんな僕でも合格できるので、皆さんも割と簡単に合格できると思っています。w
法規を攻略するには過去問を解くこと

法規の勉強方法は過去問を解くのが一番です。これは法規にかかわらず電験三種の全科目で同じことが言えるのですが特に法規は過去問を勉強することで頭に記憶させることができます。
どういうことかと言うと、法規の条文は暗記がメインです。そこでただ単に過去問を読むだけでは記憶に定着しにくいので実際に文章問題でも紙に手で書きながら覚えましょう。そちらの方が圧倒的に読むだけよりも記憶に残りやすくなります。
ただ、法規の場合、ずっと文章を読みながら書いていると大体1時間から2時間位で眠気が襲ってきます。僕は毎回そうでした。そして眠くなったときに計算問題を解いて眠気を飛ばします。計算すると、なんていうのか頭を使うので眠気が飛ぶんです。
計算問題も基本は過去問を解き、理解できないときは解説を読み、それでも理解できなければ参考書を読んで理解するといった流れになります。
繰り返しになりますが法規の計算問題はそこまで難しくないので結構簡単に理解することができます。文章問題を完璧にしつつ、過去問で出題された計算問題は全て解けるようになっておけば合格はかなり近いので頑張って解けるようになっておきましょう。
ちなみに僕は法規にかけた時間は80時間くらいです。一日2時間勉強したとして約40日です。
「うわぁ、結構時間がかかるなぁ」
と思われた方もいると思いますが、理論や機械に比べれば全然大したことないので安心してください。
理論や機械の勉強時間は200時間を超えています。これは一日2時間勉強したとして約100日です。3ヶ月以上の期間がかかっているので法規と比べれば雲泥の差ですよね。
これはもちろん個人差によって勉強時間は変わるので、人によっては理論も機械も100時間程度の勉強で合格できる方もいると思います。ですが、僕は何度も言う通り”自他共に認める頭の悪さを誇る”のでこれだけの時間がかかりました。w
話を元に戻すと、こんな僕でも法規にはそこまで時間をかけていないので皆さんも時間をかけずに合格できるはずです。
だから法規に限ってはそこまで構えずに気楽に勉強してください。電験三種の他の科目に比べれば
「お、簡単!」
と思えるはずなので。
法規の勉強で使った過去問集と参考書
僕の使った過去問集と参考書を紹介します。
電験3種過去問マスタ法規の15年間
この過去問集は科目ごとに15年分の全ての過去問が掲載されていて、問題数も豊富なのでおすすめです。ここに掲載されている過去問を全て解くことができれば合格は余裕でしょう。

電験三種完全攻略
これは参考書になるのですが、4科目が一冊になった参考書で要点が綺麗にまとまっている参考書になります。そこまで詳しくは書かれていないのですが、法規であればこの参考書があれば分からないところは理解できると思います。

法規に関してはこの2冊があれば余裕で合格することができるでしょう。
上記の過去問集をメインに勉強し、分からないところを電験三種完全攻略で調べるといったスタイルです。
勉強する順番は一番最後に
勉強する順番については法規は一番最後の方がいいです。理由は簡単で法規は暗記がメインなので忘れにくくするためにも試験の直前の一番最後に勉強する方が効率がいいです。一応、僕の全科目の勉強順を記載しておくと下記のようになります。
こんな感じで王道の勉強順です。人によって合う順番があるとは思うのですが、僕は実際、この順番が一番効率良く勉強できました。
この順番で勉強するのが一番無駄なく勉強できると思いますし、どんな順番であっても法規だけは一番最後に勉強するのがいいでしょう。
時間がない場合は法規の科目合格を狙うのもアリ
試験までの時間が無くて「とにかく1科目だけでも合格したい!」という場合は法規を狙うのがおすすめです。
法規であれば1ヶ月ほどの勉強で合格を目指せます。
電験三種に申し込みをしたけど仕事が忙しくて勉強時間が取れなかったときはぜひ、法規の科目合格を目指しましょう!
まとめ:法規は時間が無くても合格できる一番簡単な科目
ここまでをまとめると
- 法規は電験三種の中で一番簡単な科目
- 文章問題だけでなく計算問題も解けるようになっておくこと
- 4科目合格を目指すなら法規は一番最後に勉強する
- 試験までの時間がない場合は法規の科目合格を狙うのもアリ
こんな感じになります。
法規は電験三種の中でも一番簡単な科目です。難しい理論や機械のように勉強する前に億劫になることなく勉強は進むと思うので気楽に勉強してください。
今回は以上になります。ここまでありがとうございました。
