この記事では電験三種合格までの勉強する順番を話していきたいと思います。
電験三種を勉強中の皆さんはこういった疑問があると思います。
- どの科目から勉強するのが一番効率が良いんだろう
- あまり勉強時間が取れないので出来るだけ効率良く勉強したい
- 最短時間で勉強して合格したい
今回の記事ではこのような疑問に答えていきたいと思います。
【実体験】最も電験三種を効率よく勉強する方法
電験三種の勉強順ですが、結論から先に言ってしまうと
理論→電力→機械→法規です。
順番に解説していきましょう。
なぜこの順番なのか
理由としてはこの順番が一番、後に続く科目にも関係してくるからです。
どう言うことかというと、
- 「理論」:理論の勉強をして直流回路や交流回路の計算方法などの基礎を学ぶ
- 「電力」:理論の基礎を使って電力の計算問題を解き、文章問題で発電機や電動機などの基礎知識を学ぶ
- 「機械」:理論と電力で学んだ基礎を使って、発電機や電動機の計算問題を解き、電力で学んだ基礎知識で文章問題を解く
- 「法規」:理論で学んだ基礎で計算問題を解き、文章問題は暗記する。暗記メインなので忘れにくいように一番最後に勉強する
このように各科目はそれぞれ重複するところが結構多いのです。
ですからまずは一番の基礎になる「理論」で回路計算や理屈を学びましょう。
いきなり機械の計算問題を解こうとするとなぜこのようになるのかという事が理解できなくなります。
なのでこの順番で勉強するのが最も効率の良い勉強順になります。
ただ、理論はこの試験の中でも1番か2番を争うほどの難易度があるので、いきなりここで挫折しそうになる方もいると思います。
そんな方は是非、次の勉強方法を試してみてください。
電験三種に合格するには計算問題での【理解】が必要です。計算問題は暗記では対処できないので理解することに徹しましょう。
理論の計算問題が難しいと感じる場合
理論の計算問題が難しいと感じる場合はまず、電気工事士の過去問で計算問題を勉強することをお勧めします。二種の電気工事士からはじめて、慣れたら一種の問題に移りましょう。
僕はさらに二種の電気工事士の前に算数と数学を勉強しました。問題を解く前に簡単な計算すら出来なかったので。笑
ですから僕のような方は、算数→数学→二種電気工事士→一種電気工事士→理論→電力→機械→法規と進んでください。
僕はこの順番で合格しましたので皆さんも諦めずに継続すれば必ず合格できます。
※ちなみに算数と数学は自分の理解できていないとこだけで良いです。わからないところがあれば適宜、学習しましょう。
広く浅く学ぶ重要性
これはかなり重要なことです。勉強していると分からないから調べ出す人がいます。もちろん、ある程度まで調べるのは問題ないのですが、調べていくうちにどこまでも追求するような方がいます。僕も初めはそうでした。調べていくうちにまた分からないことが出てきて、「じゃあこれはどうなっているんだろう」とどんどん追求してしまうのです。このようになるのは仕方のないことなのですが、これは時間の無駄です。
皆さんは電験三種に合格するために勉強しているのですよね?大学受験やどこかの研究者のように電気の分野を極めようとするならばそれでも一向に構いません。
しかし、合格のためだけの勉強にそこまでする必要はないのです。しかも、ただでさえ電験の試験範囲は広いので、一つのことにそこまで時間をかけるのは効率が悪すぎます。
合格するだけなら理解できない時には「こういうものなんだ」と思う心も時には必要です。
そんな感じで勉強していると、ある時不意に理解できる時がきます。
理解できなければそういうものだと思い込みましょう。
時には諦めることも重要です。
それとどうしても分からない問題が出てきた時も、「捨てる」心を持ちましょう。
電験の勉強においては、分からない問題が出てくることはかなりあります。分からないからと言って調べているうちに一日が過ぎてしまうなんてことはザラにあるので、これまた時間の無駄です。
効率良く勉強するためにも「広く浅く」を心掛けてください。
まとめ:電験三種の勉強は限られた時間を効率良く使おう
繰り返しになりますが、電験三種の勉強の順番は、理論→電力→機械→法規です。
この順番を守って効率良く勉強しましょう。
それと、電験三種の勉強においては「広く浅く」を徹底してください。
この勉強順により、皆さんが電験三種に合格できるよう祈っております。(^^)
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電験三種での数学の勉強方法はこちら